2016年10月10日月曜日

あと2つ


「あと2つ」

4年 丹羽詩温



こんにちは。四年の丹羽詩温です。

部員ブログを書くにあたり、明治大学でのこれまでの時間を振り返ってみると、サッカー、寮生活、仕事など、書ききれないほど濃密で貴重な経験をしてきたことを改めて感じました。
少し長くなりましたが、お時間許す時にでも読んでいただけたら嬉しいです。
   


高校3年時、2月2日の早朝に大阪から新幹線で東京に向かい、お昼過ぎに、無事に八幡山寮に到着しました。
その日から私の明治大学サッカー部での生活が始まりました。
今でこそ口に出して話すことが出来ますが、当時は初めての寮生活や、これまでにない高いレベルでのサッカー生活など、様々なことが不安で仕方なく、心の底からまだ東京に行きたくないと思っていたことを覚えています。
振り返ってみると、ここにも高校時の私の人間としての甘さ、ここぞというときに活躍できないメンタルの弱さが出ていたのかなと思います。
このような私に、お前の甘い部分を明治大学という厳しい環境で鍛えてこいと言っていただいた高校の恩師、そして明治大学進学という私の決断を尊重し、暖かく送り出してくれた家族には本当に感謝しています。


入寮すると、早速、次の日から練習が始まりました。練習初日から1年生は別メニュー、当時の私には厳しい走りのメニューが課されました。
走りのメニューをなかなかクリア出来なかったことで全体練習に合流させてもらえず、次の日の連絡に「別メニューの丹羽」と書かれたこと、全体練習合流後にあまりの走れなさに苛立った三浦さんに「それだったらカラーコーン持ってきた方がましじゃねえのか?」と言われたことを昨日のように思い出します。

1年目は年間を通じてセカンドチーム、ILや練習試合でもサブメンバーになることは少なくありませんでした。
2年時にはトップチームでシーズンをスタートしたものの、その年も年間を通じてILが主戦場でした。

下級生の頃はサッカーでなかなか思うような結果が出ないことに加えて、練習や試合の時間の他には「仕事」という役割があり、精神的にも肉体的にもこれまでにないストレスを感じていたと思います。


今思うと、本当に大変な毎日だったと思いますが、私は、毎日のように、私以上に色々な想いを持って私を東京へ送り出し、いつでも応援してくれる家族、帰省するたびに頑張らなあかんでと言ってお小遣いを包んでくれるおじいちゃんおばあちゃん、地元大阪から応援してくれる中学、高校の友達や、サッカー部の監督、コーチなど私を支えてくれている様々な人のことを頭に思い浮かべ、その感謝の気持ちをエネルギーに変えるようにして心を奮い立たせてきました。

このような時間を過ごすにつれて、それまで自分の夢のために頑張るんだ思っていた意識が、いつも支えてくれる、応援してくれる人達のために結果という形で恩返しがしたいという気持ちに変わりました。

3年の9月には、リーグ戦に初めて出場し、それ以来、トップチームのベンチメンバーが立ち位置となりましたが、その時にはそれまではあまり感じることが出来ていなかったスタンドにいるチームメイトからの熱い応援や、明治大学を応援し、支えてくださる大勢の人たちの存在を感じることが出来ました。
しかし、自分がスタメンで出場することが出来ていなかったことで、自分自身が選手としてチームに貢献した実感がなく悔しい思いをしていたのも事実です。

最終学年となった今シーズンは開幕からトップチームのスタメンとして試合に出させていただき、下級生の頃を思い返すと本当に夢のような時間を送っているように思います。
下級生の頃から試合に出場している選手からすれば、このような表現は少し大袈裟だと思われるかもしれませんが、私が試合に出場し、結果を残すことで、喜んでくれるたくさんの方々がいること、試合後に明治大学サッカー部を応援していただいてる方々と一緒に喜びを分かち合えることが本当に嬉しくて仕方ありません。

中でも夏の総理大臣杯で日本一になったときに、開催地である地元大阪で家族を初め、本当にたくさんの方々の声援を感じたこと、
八幡山で練習し、決勝戦には大阪まで応援に来てくれた大好きなチームメイトと明治大学を応援していただいているたくさんの人達と優勝を分かち合えたことは本当に嬉しかったです。
そして、部員みんなでチャンピオーネをしたあの時間が本当に幸せで、忘れられません。

日本一になりたい、試合に出て活躍したい、入部当初にあった漠然とした思いは、応援していたたいてる人たち、そして明治大学サッカー部のためだという明確な思いに変わりました。

残すところ、2ヶ月、2つのタイトル。
リーグ戦、インカレ。
明治大学サッカー部、そして明治大学サッカー部を応援していただいいているたくさんの方々と一心となって、「あと2つ」、あの時以上の感動と共にみんなでチャンピオーネをしよう。

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