2016年12月9日金曜日

インカレに向けて




4年 服部一輝

いつだって成長できる。

入学当初、僕が主将を務めるなんて誰が予想しただろうか。
恐らく誰1人予想していなかったと思うし、もちろん僕自身思ってもみなかった。
僕が主将と聞いた高校の同期達に明治は終わったと言われたものだ。笑

3年生から試合に出るようになり、来年の事を同期と話し合う中で、なんとなく僕が主将かなとぼんやり思うようになった。

今だから話せるが、スタッフに「僕が主将をやります」と伝えた時、「本当にお前でいいのか?」と言われたのを今でも鮮明に覚えている。
確か3回は言われた気がする。笑
試合に出れないかもしれない人が主将になるということに、栗田監督も不安があったのだと思う。

なぜなら3年次のインカレ。
僕のミスで準決勝敗退が決まった。4年生を引退させたのは僕のプレーだった。頭が真っ白になって、何も考えられなかったが4年生はみんな「来年頑張れ!」そんな優しい言葉ばかりをかけてくれた。
その時、来年このチームを僕が日本一に連れて行くという強い使命感に駆られた。

昨年のインカレ


4年間でこんなにも人は変われるのかとふと大学生活を振り返って思う。
そんなダメダメだった僕を変えてくれたのは明治大学という環境の他ない。
本当に毎日が勉強だった。

僕が入学してから4年間で学んだ多くのことを、みんなには1日でも早く気付き、僕の成長度、経験値なんて比べ物にならないくらいになってほしいと心から思い、今年の1年間を過ごした。

明治大学は本当に能力が高い選手ばかりだ。
しかし成長し切れず、卒業していってしまう人もいるのが現実。
“4年生だから頑張る、最後だから頑張る。”
そうではいけない、一年一年濃く成長した一年を過ごしてほしいと強く思う。


組織が、個々が成長する為に僕が大事にしてきたことが4つある。


ただ漠然と1日を過ごしてしまうにはあまりにも勿体無い。
今は何をするべきか、常に考え続けることをして4年間過ごす事が出来たら、どれだけ成長できるのだろうか。僕は3年になるまで漠然と過ごしてしまったと後悔している。
常に考える習慣をみんなにはつけて欲しかった。

僕はサッカー中、誰に対しても指摘できるタイプで、もちろん先輩にも言うことが出来た。
しかし、真っ向から否定してくる先輩もいたのが事実で、そういう環境からか指摘できない下級生がいた。
もし、この環境が変わり下級生からも指摘できて、それを聞き入れられる上級生がいる組織が出来れば、意思統一ができ、素晴らしい組織になると確信していた。

まずはこの2つをどうみんなに伝えるか、それを考えた末に変えたことがミーティングだ。
主将、4年だけが話すミーティングから、学年関係なくグループを作り、与えられた議題についてディスカッションをする。
一人一人が自分の意見を考えて周りに伝え、それを下級生がまとめて、最後みんなに発表するというミーティングに変えていった。
受動的ではあるが、ミーティング中はいつ当たるかわからない為、常に考え続けることになり、話す機会も必ず全員にある為、伝える練習にもなる。
これを必ず週に一度はミーティングを行った。

ミーティングの様子

だがこれは1つのキッカケにすぎない。
そのキッカケから一人一人が自分に落とし込んでいかなければいけない。
僕は客観的に見て、考えてる人や意見を言える人が増えたと思う。


もう1つ、ポジティブな組織を作りたかった。
僕の経験上ポジティブな組織は、成長度がものすごいという自論がある。
一人一人の性格があって、みんながポジティブシンキングなわけがなく、性格を変えることは僕にはできない。
ポジティブな声かけを徹底したり、いい雰囲気を大切にしようとみんなには語りかけていたが、そう上手くいかなかった。
今年のターニングポイントとなった天皇杯予選vs立正大学戦。
まさかの大敗だった。
翌日同期でミーティングを開いた。
話してる中で責任を感じ泣くものもいた。
厳しさが足りない、このままじゃいけない。
リーグ戦も好調だっただけに、負けた後の対処法を上手く知らなかった僕たちは、今までの雰囲気が緩かったと思い厳しくした。
プレーで下級生に示さないといけないという思いから厳しさを履き違えて、削りあいになってしまった。
これこそ負の始まりだ。厳しさを履き違えネガティヴな雰囲気、文句が出始めた。


その時池上コーチから言われた一言で冷静になれた。
「何のためにサッカーしてるの?始めたキッカケは?」

「楽しいから!!」これに尽きると思った。
楽しい、好きなサッカーだからこそ、ゴールを守る楽しさだったり、ゴールを奪うことの楽しさだったりを求めながら、厳しさを保とうと改めて思った。
その日にまた同期ミーティングを開き、話し合った。
ポジティブにいこう。
その中で厳しさを持たなければいけないところはしっかり言おう。
大好きなサッカーを楽しむようにしよう。

綺麗事に思うかもしれない、正直言葉では上手く伝えづらい…
明治の練習を見てもらえれば、すぐにこの意味がわかると思う。
その日のトレーニングからポジティブな声が出て、雰囲気も良くなり、練習の質が上がったのは事実だ。
この考えが今ではチームに浸透していると思う。練習を外から見ても、上手くいかない時に文句じゃなく、ポジティブにどうしたら良くなるかを話し合っている。
もちろんセカンドチームを見ても同じ考えがもたれている。
僕はこの経験でまた1つ学んだ。
性格を変えることは出来ないけれど、考えを変えることは出来るし、していいことだと。
チームが良くなるにつれて、自分自身もまだまだ成長しなければいけないと感じることが多く、今でも勉強の毎日だ。



最後に4つ目。
過去の4年生を見て同期で話し合い、僕たち同期で約束事ができた。
試合に関われなくても、どんな立場でも4年生としての自覚をもって、サッカーを追求しよう。全員がトップチームで試合に出る為に努力してる姿を行動で示そう、と。

試合に出ている4年生だけが努力してもチームはまとまらない。
1番下の人の取り組みが、その代の象徴だと僕は思う。

僕の同期は、みんなが本気でトップチームで試合に出る為に努力をしている、と胸を張って言える。
事実としてめぐはセカンドチームからトップチームに上がり、リーグ戦の優勝が決まる試合でピッチに立っていた。
そんな同期の行動をみて、今年はトップチームだけでなくセカンドチームの選手、みんながトップチームで試合に出る為に取り組んでくれたと思う。その積み重ねでチームの底上げとなり、今年はタイトルを獲れているのだろう。


今年は総理大臣杯優勝、関東リーグ優勝と二冠を達成した。
厳しい事をいったかもしれない、多くの事をみんなが犠牲にしたに違いない。


明日から最後のインカレが始まる。
日本一の取り組みをしてきたという自負がある。やってきた事が間違いじゃなかったと証明する為にも日本一になり三冠を達成し、真の王者とならなければいけない。

その為にまずは初戦。
自分の与えられた立場でやれることを全うし心を1つに闘おう。
明治なら必ず出来る。


リーグ戦優勝が決定した時のチーム集合写真

2016年12月8日木曜日

ありがとう

ありがとう

4年 野寺里瑛子


こんばんは!
今回部員ブログを書かせて頂きます、
4年マネージャーの野寺里瑛子です。

あっという間に12月になり、
最後の大会であるインカレの初戦が
刻々と近付いています。


入部してからここまで本当にあっという間でした。
4年間と数字で聞くと長いと思いますが、
そう思うのは朝練や休日に行われる公式戦、TRMなど
有無を言わせない程充実した日々を送ることができたからです。

わたしが入部したきっかけは、
1つ上の先輩のマネージャーお二人に声をかけて頂いたからです。
わたしは小さい頃は水泳、中高はバスケットボールと、
マネージャーに縁があった訳ではありません。

2013年4月に入学した際も、
まさか自分が体育会の、しかも日本一を目指す
サッカー部に入部するとも思ってもいませんでした。

本人たちは忘れていると思いますが、
声をかけて頂いたとき、
八谷と室屋がマネ募集のビラを丸めて
それに目をあてこっちを見ていたのを
いまでも覚えています。懐かしいです。

入部を考えていると直接伝えたとき、
最初の質問が、始発に乗って八幡山駅何分に着く?
と聞かれたのも衝撃的で忘れません。

リーグ戦を観に来てほしいと連絡があり
観に行った試合では、1年生ながら、
小出と伊池がスタートで試合にでていたのも覚えています。
そのときに頂いたチケットも今でも大事にとっております。


色々振り返りたいところですが
長くなりそうなので省略しますが、
語り尽くせない程の生活を送ることができたのは
本当に本当に部長をはじめ、監督、コーチ、トレーナー、
そして部員たちがいるサッカー部に出会えたおかげです。

こんなわたしにも「りえこさんー!」と話しかけてくれるかわいい後輩たち、
いまはもう卒業されましたが「おい!りえこ!」と話しかけて下さった優しい先輩方ももちろんですが、
いつもにぎやかな同期の16人の部員たち、そしてマネの平光、徳吉は
わたしにとって本当に大切な存在で宝です。

皆には本当に、たくさんの「ありがとう」でいっぱいです。


今シーズンは信じられいほどの素晴らしい成績を残しています。
「二冠」を達成し、創部初のそして関東勢初の「三冠」を目の前にしています。

紫紺のユニフォームを背負い、
「日本一、三冠」という目標へ向かう
部員全員の姿をぜひ観て頂きたいです。

わたしはその部員全員のために
できることは限られていますが精一杯やり、
心をひとつに、1日でも長く皆と戦っていきたいと思っています。


普段直接では絶対言えないですが、
せっかくなのでここで書かせて頂きます。

みんなのことが大好きです!!!
絶対優勝、三冠しよう!!!


拙い文章ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
想いを文にするのはなかなか難しいですが、
少しでも伝われば幸いです。

明治大学体育会サッカー部を、
引き続きよろしくお願い致します!

たくさんの幸せ

たくさんの幸せ

4年 徳吉夏乃

今回部員ブログを担当いたします、マネージャーの徳吉夏乃です。

部員も多くの役職や役割分担がありますが、
マネージャーの中でも役割分担があり
私はマネージャーの中でも学生連盟の担当としています。

最初は練習に多く参加できず
大会の時も運営でチームにあまり関われないこの役割に少し戸惑いもありました。

しかし、そんな環境だからこそ多くのことを、多くの幸せを、経験できたと今では思えます。

プログラムを作ったり、
表彰式でトロフィーやメダルを渡したり、
リーグ戦のポスターを企業の方と作成したり、
やりたい企画を形にしたり、
海外の子供達と一緒に国際活動をしたり、
楽しいことばかりではなかったですが、貴重な体験そして学連だからこそできた経験でした。

特にリーグ戦を観に来てくださるお客様が
「今年のポスターいいね」とかJリーグの選手がポスターのツイートをリツイートしてくれた時はこの仕事をやっていてよかったなぁと感じました。

部活では
誕生日の日に歌を歌ってくださった先輩、
声をかけてくださる優しい先輩・同期・スタッフの方
いつも選手のために考えて動くマネージャーの先輩や後輩
に出会えたこと。

そして何より同期のマネージャー、萌子・里瑛子に出会えたこと。

こんなにたくさんの幸せな経験をさせていただいたこの環境もあと2週間。
悔いのないよう精一杯最高の運営をしていきたいと思います。

拙い文章ですが最後まで読んでくださってありがとうございました。
是非、会場に大学サッカーでしか観られない学生の全力、感動を観に来てください!!
応援宜しくお願いします。

今の気持ち

今の気持ち

4年 平光萌子

こんばんは!
今回部員ブログを担当させて頂きます、4年マネージャーの平光萌子です。

あっという間に12月になり、私がこの明治大学体育会サッカー部で活動できる期間も残りわずかとなりました。これまですべての部員ブログを読み、何を書こうかとても悩みましたが、今の素直な気持ちを綴りたいと思います。

「一日でも長くみんなと部活をしていたい。」これが私の今の一番の気持ちです。
今シーズン、私はみんなに夢を叶えてもらいました。高校生の頃からサッカー部のマネージャーを務めていた私の夢は「日本一のマネージャーになること」でした。今年の総理大臣杯でその夢を叶えることができました。

大臣杯を戦った あの10日間は毎日が楽しくてキラキラしていて、夢のような日々でした。
…と書きたいところですが、正直とても辛い10日間でした。
大阪の暑さに加え、モチベーションビデオの作成やマネ日記の更新などで睡眠時間は満足にとれず、普段行わないユニフォームや部員の私物の洗濯など、想像以上に大変な日々でした。ですがそれを上回るほどに、部員たちと過ごせた時間はとても刺激的で、チームが日に日に強くなっていくのを近くで見られたことが本当に嬉しくて、毎日ドキドキの連続でした。「行って良かった。頑張って良かった。」と心から思える10日間でした。

日本一になった時、ベンチから見えたのは言葉で伝えきれないほど幸せな景色でした。優勝し喜びを爆発させている部員たちの叫び声も、うれし涙も、トーナメント戦の緊張感から解き放たれてほっとした表情も、キラキラした笑顔も全部全部、今でも鮮明に覚えています。

総理大臣杯はメンバーだけが大阪へ行き、トーナメントを戦いますが、インカレは関東で行われるため、毎日部員たち全員が顔を合わせることができますし、初戦から応援も含め部員72人で全員で戦うことができます。
総理大臣杯で味わった日本一へ勝ち上がっていく、ハラハラ ドキドキ ワクワクの、あの感覚を今度は全員で1戦1戦味わいたいです。

インカレが終わると私たち4年生はそれぞれの道へ進むことになります。
1年生のころ仕事があまりできず、注意されてばかりだった私たちの代があとわずかで引退だなんて本当にあっという間です。毎日のように会っている、みんなと会えなくなる日が来るのが寂しくて、まだまだ引退したくない!というのが今の素直な気持ちです。

ここで簡単に同期のことを紹介します。
楽しいことが大好きで、遠くからでも笑い声が聞こえると「あ、ハチの笑い声だ♪」とこちらまで笑顔にしてくれるはち

誰よりもチームのことを考えて、誰よりもストイックで、優しさと厳しさ両方を兼ね備えた頼れる主将のかんちん

サッカーしてる時とは打って変わって、カメラを向けたときにする一癖あるポーズやしぐさがキュートなあき

ピッチ外ではニコニコ癒し系なのに、副主将としてみんなを引っ張る姿がかっこいい悠太

主務としててきぱきクールな一方、仕事を頼むときにちょっとデレの部分を見せてくるツンデレの早坂くん

マネージャーが前髪切っただけでも気づいてくれる、見た目も中身もイケメンな翼

毎年唯一ホワイトデーのお返しをくれる心優しいめぐ

お調子者に見えて、後輩のことまでよく考えている面倒見のよい政哉

やんちゃで末っ子タイプなのに話すとしっかりしてる意外性のある諒平

汚れ役も率先して引き受けちゃうほど、人が良くてみんなからの愛されキャラの拓也

まじめでひたむきでここぞという時に得点を決めてくれる、頼もしいストライカーの詩温

ふとした表情、動き、発言、全部に可愛らしさと面白さが詰まってる真司

きついメニューの時、誰よりも声を出して後輩を励ましたり、マネにも積極的に話しかけてくれたり気遣いのできる和田くん

人見知りでシャイな部分があるけど心を開くとニコニコして人懐っこい豪

会うたびに「彼氏できた?」とバカにしてくる一方で、ちょっとした発言が物事の本質をとらえている頭のいい野田くん

プロ意識は高いのに飾ってなくて、コミュニケーション能力抜群の成

細かい気配りと丁寧な仕事がマネ内No.1の里瑛子

学連だけで大変なのにマネの仕事も完ぺきにこなす頑張り屋さんの夏乃


彼氏がいないだの、ほっぺたの肉が増えただの、全力でいじってくるけど、なんだかんだ優しくて、サッカーに対して一生懸命でかっこいい部員たちと、3人で遊ぶと私をお母さん扱いして、自由気ままだけど、一緒にいて誰よりも楽なマネ2人、私はこの18人の同期が大好きです。

この大好きな同期と、しっかりしていて頼もしい3年生、元気いっぱいでパワーのある2年生、どこか抜けているけど一生懸命な1年生、全員で一日でも長く部活をして、最後、インカレで優勝して、3冠を獲って今シーズンを終えたいです。

毎日のように部活をしていると、忘れてしまいそうになりますが、今ここでマネージャーができていることが、とても幸せなことだという事を忘れずに、残りの1日1日を大切に過ごしていきたいです。
マネージャーを務めて7年経った今でも、練習後はあの時水配ってあげればよかったかな、とかボール出しうまく出来なかったな、とか反省だらけです。わーわーうるさいし、試合の前日は緊張で寝れないし、まだダメダメなマネージャーですが、少しでもみんなの力になれるよう、日々の練習やマネ日記の更新、ベンチでのサポートなど全力で行なっていきたいと思います。

拙い文章ですが最後まで読んでくださってありがとうございました。少しでもみんなへの気持ちが伝われば幸いです。
選手たちは今日も元気に朝練習をしていました!インカレに向けて着々と準備は整って来ています。
出場する選手だけでなく、ベンチ、サポート、応援、全員で一丸となって一戦一戦を大切に戦います。
ぜひ会場で選手たちの姿をご覧下さい!!
引き続き応援よろしくお願いします!

感謝の気持ちを

「感謝の気持ちを」

3年 マネージャー兼学連
笠原 惇

こんにちは。
3年マネージャーの笠原と申します。
この度はこのような機会を設けていただき誠にありがとうございます。
まず、簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。
千葉県の八千代松陰高校出身です。小学2年生から高校3年生までの11年間は私も選手としてサッカー漬けの毎日を送っていました。
しかし、高校の3年間でAチームの公式戦のピッチに立ったことは一度もありません。
それどころかベンチに入ることができたのも一度きりのことでした。
お世辞にも充実したと言えるサッカー人生を送ってこなかった私ですが、
小さい頃から思い描いていた“サッカーを職にしたい”という想いが消えることはありませんでした。
寧ろ、高校時代に選手としての限界を突きつけられたことでより一層、選手以外でのサッカーへの関わり方を深く考えるようになり、
そのことが現在の自分を作り出しているのだと思います。
日本トップレベルの大学の体育会サッカー部の学生スタッフとなること、
それが当時の私が考え得る夢への1番の近道でした。
右も左もわからない状況でしたが、
夢を叶えたい一心で明治大学体育会サッカー部の門を叩きました。
2ヶ月ほどの試用期間を経て、創部初となる男子マネージャーとしての入部を認めて頂けることができました。
入部のきっかけこそ、サッカー界で働きたいという自分の夢のためではありましたが、
現在の自分の仕事に対する思い、考え方は違います。
まず、様々な活動を通して自分も明治大学体育会サッカー部の部員であるという自覚を持ったことにより、仕事への責任感が生まれていること。
また、本来であれば自分が経験することなどができなかった日本一になる経験ができたことや、こんな自分にもその一員であると心から実感させてくれる明治大学体育会サッカー部という組織に対する感謝の気持ち。
この感謝の気持ちから、如何に自分が役に立てるか、恩返しができるのか、そのようなことを考えるようになりました。
その中で私は、学連という立場から
選手のみんなに最高の舞台でプレーをしてもらう。
という結論に至りました。
すでに昨日から始まっているインカレ、
私は皆より一足早く運営が始まっています。
学連である私は問答無用で決勝までインカレは続きます。
今シーズン、最後まで皆と共に活動ができると信じております。
そして今大会、自分が演出を担当した決勝で、皆んなと最高の瞬間を迎えるために今日も準備して参りたいと思います。
稚拙な文書ではありましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いよいよ、12月10日(土)より今シーズン最後の大会インカレが始まります。
是非とも会場にお越しください。
ご来場お待ちしております。

I play for 4年生

「I play for 4年生」

3年 山崎浩介




あと2週間も無いのか、あっという間。
最近4年生といるとつい思ってしまう。
一緒にいた3年間は長いようで本当に短かった。

まず仕事から教わり、恒例の校歌と部歌のテスト。
4年生(当時2年生)は仕事が出来ず髪の毛が無くなりなり、外出禁止にもなってしまう。徐々に嫌な雰囲気が寮内に漂っていくのを感じた。それでもSNSにふざけてる写真載せちゃったり、ミーティングで同期で言い合ってるのも側で見てきた。自分達も仕事の事で集められ叱られたこともよくあった。だけど仕事交代を告げられた時のみんなの表情は今でも忘れられない。あの時はきついことがたくさんあったけれど今は全部が良い思い出。
個性それぞれの4年生がいると寮はいつも賑やか。むしろうるさい笑
1人がイジるとみんなそれに乗っかって全員でイジったり、後輩が大好きでいちいち絡んできたり、毎回イベントごとに集合写真を撮ったり、合宿のときには4年全員で露天風呂入ったり、こんなにも仲の良い学年がいなくなると思うと今となっては正直寂しい。

そんな4年生が「一心」というスローガンを掲げ、最終学年となった今年。
上級生という立場でより身近になった分、学ぶべき点が多かった。
取り組む姿勢、三原則の部分やプレーの質はもちろんだが、トレーニングのメニュー間や休憩してる時の周りからの声、ポジティブな声かけなどそういう些細な発信をすることが雰囲気を変えたり、試合でちょっとした差に出るんだなと気づかされた。
ミーティングの内容も変わった。下級生が発言しやすいようにしてくれたり、チーム全体としてより意思統一が出来るようになった。
今季のターニングポイントとも言える天皇杯予選の立正大戦に敗れた後の4年生ミーティングで泣いている人もいるのを見て、同期で言い合える大切さ、しかも最上級生が本音で言い合える集団て大事だなと感じた。
このような積み重ねが今年のチームを一つに築き上げ、ここまで二冠出来た一つの要因だと思う。
あっという間に4年生と一緒にプレー出来る時間はもう限られてきてしまった。もっと一緒にサッカーしたいし、もっとふざけ合ったり、笑いあったりしとけばよかったという後悔もまだまだあるが、今までの3年間の感謝を胸に秘めて、後の残り少ない時間を大切にしたい。
三冠まであと一冠。
総理大臣杯、リーグ戦で優勝したときのあの4年生の涙、笑顔がまた見たい。
最後にまた全員で喜び合いたい。
その為に全員で最高の準備をしよう!!


気づく大切さ

気づく大切さ
 
3年 長津大祐






 私は、昔から物事を考えずに目の前の事だけを考えて生きていたと大学に来て痛感しました。一年生の時の雑務や上下関係の厳しさは高校時代に主将をやっていて自分の中ではわかっているつもりでした。
 大学入学後、当番や夜当という仕事があり、なんだこの仕事の量はと正直驚きを隠しきれませんでした。最初はすぐにできると思い次の日を待つだけの毎日でしたが同期や先輩方に長津、長津、長津…と何度も呼ばれなぜできないのか悩む日もありました。二年生になり下級生ができると責任感が少し芽生え自分の中で変わらないといけないと言う思いが生まれました。しかし、心の中にいるもう1人の弱い自分が出てきてしまい、手を抜いたり、バレなければいいという行動が出てしまい同期に迷惑をかけた事は一生忘れません。ここで普通ならあいつなんかもういいだろ、ほっとこうぜとなる集団もあるかもしれません。社会に出ればそれが当たり前の世界だと今は気づいていますが、あの頃はまだ気づいていませんでした。先輩方に気づかされ、同期に気づかされる内に自分のダメな所が少しずつわかってきました。中学と高校では気づけない大事な事を気づかせてくれる明治大学体育会サッカー部の組織に感謝し、これからは自分で先に気づき周りに気づかせられる存在になれるように残りの時間を大切に一心になってプレーしていきたいと思います。