2016年8月30日火曜日

-サッカーが出来るという幸せ-

「-サッカーが出来るという幸せ-」
1年 瀬古樹




僕がサッカーを始めたのは3歳。まだ幼稚園児であった。兄がやっていた影響で自然とボールに触れ合っていた。

始めた当初は全くやる気がなく、練習が終わってから友達と遊ぶことのほうが楽しかった。そんな僕だったが、1つ上の学年の試合に出場することになった。僅かな時間ではあったが出場した。しかし、全くボールに触れず、パスが回ってきては直ぐに取られて何も出来ずに試合が終わってしまった。悔しくて仕方がなかった。

この日を境にサッカーに対する思いが変わった。真剣に取り組むようになった。常にサッカー中心の生活になり、そのせいかサッカーが大好きになった。

小・中・高とクラブチームでプレーしてきた。最高の環境でサッカーが出来た。しかし、それが当たり前ではない。両親のサポートがあったからこそだった。感謝してもしきれないほどサポートしてくれている。それは今も変わらない。サッカーが出来るということは幸せである。だからこそ感謝の気持ちは忘れてはならない。

サッカーを始めてから今まで怪我による長期離脱はしたことがなかったが今年の7月に手術をする程の怪我をした。全治3〜4ヶ月程の怪我だ。こんなにサッカーが出来ないと今にも気が狂いそうだ。観点は違うがここでもサッカーが出来るということがいかに幸せかと感じる。チームメイトはみんな毎日練習して日々成長していく中、自分は怪我でリハビリ生活。焦りを感じる時もある。けれど、このリハビリ期間が自分の身体と向き合う良い機会になったのは間違いない。足りない部分を補えるチャンスだからだ。この機会に身体を強くして自分のプラスにしていきたい。復帰までの残りの1〜2ヶ月。自分自身を追い込みたいと思う。

先月、チームは全国優勝を果たした。嬉しかったのは確かだったが心の底から喜べなかった。スタンドという立場での全国優勝程悔しいものはない。1日でも早く復帰してこの悔しさを晴らしたいと思う。

日々成長して人として大きくなって、今まで支えてきてもらった分を3年半後に僕が大好きなサッカーで両親に恩返しが出来るようになりたいと思う。

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