「失敗することを恐れるな、チャレンジしないことを恐れろ!」」
4年 河面旺成
僕は中学3年のときに一度、挫折を味わった。
小学生のときからセレッソ大阪の下部組織に所属し、
中学に入ってもそのままセレッソ大阪のジュニアユースの一員としてプレーしていた。
しかし、そのままユースに昇格することはできず、高校サッカーの道を歩むことになった。
今まで一緒にプレーしていた仲間がたくさん昇格していくなかで、正直とても悔しかった。
そして、高校に入学する前に中学2年時の監督から「15歳の選択」という本を頂いた。
その本には本田圭佑など15歳のときにユースに上がることができず、挫折を味わった人たちの言葉がたくさん書かれていた。
最後のページには監督の直筆で「失敗することを恐れるな、チャレンジしないことを恐れろ!」という文字が書かれていた。
僕はそれを見た瞬間、涙が込み上げてきた。
本当にいい指導者に出会い、育ててきてもらったのだなと初めて感じることができた。
僕はいい指導者に巡り会えたかどうかは、自分次第だと思う。自分自身がしっかりとした目標を持ち、それに向かってコツコツと努力をしていれば必然と結果はついてくる。そして指導者にも認めてもらうことができる。その結果、そのチームを離れるときに自分は成長できているわけだから、いい指導者に巡り会えたと感じるのではないかと思う。
自分自身が上を目指し努力しなければ、たとえ指導者がよくてもそれに気付かないだろう。
なのでこれからも僕は常に謙虚に、感謝の気持ちを忘れることなく日々努力していきたい。
そして頭の片隅には常にこの言葉を置いておきたい。
「失敗することを恐れるな、チャレンジしないことを恐れろ!」
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